リズム・合奏

楽譜の読み方 — 初心者が音符とリズムを読めるようになる完全ガイド

楽譜の読み方を基礎から解説。五線とト音記号・ヘ音記号、ドレミと音名、臨時記号と調号、音符の種類と長さ、拍子記号、反復記号まで図と表でまとめ、リズムを読む練習法も紹介します。

ト音記号と音符が描かれた五線譜で、いま演奏する音符がハイライトされているイラスト

楽譜の読み方を覚えようとして、記号の多さに圧倒された経験はありませんか。けれども楽譜が伝えていることは、突き詰めると二つだけです。どの音を(音の高さ)、どれだけの長さで(リズム)演奏するか、です。この記事では、ピアノを独学で始めた方や、久しぶりに楽譜を開く大人の方に向けて、五線と音部記号、ドレミと音名、臨時記号と調号、音符の種類と長さ、拍子記号、反復記号、強弱記号と速度記号までを順番に整理します。最後に、リズムだけを先に読む練習法と、1日15分の練習メニューも紹介します。

楽譜の読み方の全体像:縦は音の高さ、横は時間

楽譜は一種のグラフだと考えるとわかりやすくなります。上下の位置は音の高さを、左から右への流れは時間を表します。音符が上にあるほど高い音で、右にあるほど後に演奏します。そこに音符の形(たまが白いか黒いか、旗が何本か)が長さを示し、曲の最初にある拍子記号が時間をどんな単位で区切るかを決めています。

そのため、楽譜が読めるようになるには、二つの軸を別々に練習するのが効率的です。音の高さは「この位置は何の音か」を瞬時に見分ける位置の記憶で、リズムは「この音を何拍伸ばすか」を体で感じる時間の感覚です。音名はすぐに覚えられたのにリズムでつまずく、という初心者はとても多いのですが、それはリズムが目で見て理解するだけでは身につかず、拍を数えながら実際に音を出して初めて定着するからです。

1枚の楽譜に書かれている情報を整理すると、次のようになります。

  • 音の高さ:五線上の位置 + 音部記号 + 調号・臨時記号
  • 長さ:音符・休符の形 + 付点 + タイ
  • 時間の枠:拍子記号、小節、小節線
  • 演奏の順番:リピート記号、D.C.、D.S.、Coda などの反復記号
  • 表現:強弱記号(p、f)、速度記号(Andante、Allegro)、スラー

最初からすべてを暗記する必要はありません。以下の順番でひとつずつ身につければ、童謡や入門教本レベルの楽譜なら数週間で読めるようになります。

五線とト音記号・ヘ音記号、大譜表

五線と加線

楽譜の5本の線を五線といい、下から第1線、第2線…第5線と数えます。線と線の間は間(かん)で、下から第1間〜第4間です。音符は線の上に重なるか、間の中に置かれ、線→間→線と一段ずつ上がるたびに音がドレミの順に一つずつ上がります。

五線からはみ出す音には、短い横線を書き足して位置を示します。これが加線です。加線は五線の延長なので、線と間のルールはそのまま当てはまります。加線が3本、4本と増えると数えるのに時間がかかるため、よく出てくる加線の音は個別に覚えてしまうのがおすすめです。

ト音記号(高音部記号)

五線だけでは、どの線が何の音なのかわかりません。その基準を決めるのが音部記号です。ト音記号は、渦巻きの中心が第2線を囲んでおり、その線がソ(G4)であることを示します。ソは日本の音名で「ト」なので、ト音記号と呼ばれます。ト音記号の五線では、線は下からミ・ソ・シ・レ・ファ、間はファ・ラ・ド・ミです。ピアノの右手、歌、バイオリン、フルート、ギターなどの楽譜に使われます(ギターは実際の音が記譜より1オクターブ低くなります)。

ヘ音記号(低音部記号)

ヘ音記号は、二つの点が第4線をはさむように書かれ、その線がファ(F3)であることを示します(ファ=「ヘ」)。線は下からソ・シ・レ・ファ・ラ、間はラ・ド・ミ・ソです。ト音記号と同じ位置を比べると、ヘ音記号のほうが音名が常に二つ上になる(第1線:ミ→ソ、第1間:ファ→ラ)と覚えると整理しやすいでしょう。ピアノの左手、チェロ、ベース、トロンボーン、チューバなどが使います。

大譜表と中央のド

ピアノの楽譜のように、ト音記号の五線とヘ音記号の五線を括弧(ブレース)でまとめたものを大譜表といいます。二つの五線のちょうど真ん中にある音が中央のド(C4)です。中央のドは、ト音記号の下に加線1本、またはヘ音記号の上に加線1本で書かれ、どちらも同じ音です。ピアノでは鍵盤のほぼ中央、メーカーのロゴの近くにあるドがたいてい中央のドにあたります。

大譜表でヘ音記号のドから中央のドまで、ト音記号の中央のドから上のドまでの音の位置をドレミで示した図
大譜表上の音の位置。下のヘ音記号の最後のドと、上のト音記号の最初のド(オレンジ)は、どちらも同じ中央のド(C4)です。
覚え方のコツ すべての線と間を一度に覚えようとせず、まず基準になる3つの音を確実にしましょう。ト音記号の第2線のソ、ヘ音記号の第4線のファ、そして加線1本の中央のドです。ほかの音は基準音から一段ずつ数えればよく、繰り返すうちに数えなくても見えるようになります。

ドレミと音名、臨時記号と調号

ドレミ(階名)とハニホ(音名)の違い

普段使っているド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シはイタリア語由来で、学校教育では音階の中での位置(主音をドとする)を表す階名として扱われます。一方、鍵盤上の絶対的な高さを表すのが音名で、日本語ではハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ、英語ではC・D・E・F・G・A・Bです。「ハ長調」「ト長調」といった調の名前や「ト音記号」「ヘ音記号」に残っているのが日本語の音名です。クラシックの現場ではツェー(C)、デー(D)といったドイツ音名もよく使われます。

ピアノ教室や入門教本では「ド=C」に固定して読む方法(固定ド)が一般的です。ただし、コード譜やバンドスコア、海外の資料を読む機会があるならアルファベットの音名が欠かせないので、あわせて覚えておきましょう。

イタリア式(ドレミ)日本音名英語音名ドイツ音名
ドハCC(ツェー)
レニDD(デー)
ミホEE(エー)
ファヘFF(エフ)
ソトGG(ゲー)
ライAA(アー)
シロBH(ハー)

音名の後ろの数字はオクターブを表します。国際的によく使われる表記では中央のドがC4、その上のドがC5、下のドがC3です。ただし、ヤマハの機器など一部の楽器やソフトでは中央のドをC3と表記することもあるので、資料ごとに基準を確認してください。

臨時記号:シャープ、フラット、ナチュラル

音符のすぐ左につく記号を臨時記号といいます。

  • ♯ シャープ(嬰記号):半音上げます。ファ♯はファのすぐ右の黒鍵です。
  • ♭ フラット(変記号):半音下げます。シ♭はシのすぐ左の黒鍵です。
  • ♮ ナチュラル(本位記号):前の♯・♭(調号を含む)を取り消して元の音に戻します。

大切なルールは、臨時記号の効力はその小節の終わりまで続くということです。同じ小節内で同じ位置の音がもう一度出てきたら、記号がなくても♯(または♭)のまま弾きます。小節線を越えると効力は消えますが、タイで次の小節につながった音だけは例外として引き継がれます。半音二つ分を変えるダブルシャープ(𝄪)やダブルフラット(𝄫)もありますが、入門曲ではほとんど出てきません。

調号:曲全体にかかるシャープとフラット

音部記号のすぐ右にまとめて書かれた♯・♭は調号です。調号は曲の終わりまで(または調号が変わるまで)、すべてのオクターブの該当する音に適用されます。♯は必ずファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シの順に、♭はシ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファの順につきます。♯が1つ(ファ♯)ならト長調またはホ短調、♭が1つ(シ♭)ならヘ長調またはニ短調です。長調の場合、最後の♯の半音上が主音、♭が2つ以上なら最後から2番目の♭が主音、というコツを知っておくと調をすばやく判断できます。

音符の種類と長さ:音符・休符の一覧

ここからはリズムです。音符の長さは全音符を半分ずつに分けていったものと考えると理解しやすくなります。全音符1つは、二分音符2つ、四分音符4つ、八分音符8つ、十六分音符16個と同じ長さです。名前の数字は「全音符をいくつに分けたものか」を表しています。

全音符1つが二分音符2つ、四分音符4つ、八分音符8つ、十六分音符16個に分かれる音符の長さのツリー図
音符の長さのツリー。1段下がるごとに長さは半分に、数は2倍になります。

音符の見分け方はシンプルです。まずたま(符頭)が白いか(全音符・二分音符)黒いかを見て、次に棒(符尾)があるか、最後に旗(符鉤)や連桁が何本あるかを数えます。旗が1本なら八分音符、2本なら十六分音符、3本なら三十二分音符です。八分音符より短い音符が続くときは、旗の代わりに太い横線の連桁(れんこう)でつなぎ、1拍のまとまりが見えやすいように書きます。符尾の向きは長さとは関係なく、第3線より下の音は上向き、上の音は下向きに書くのが慣例です。

音符4分の4拍子での長さ同じ長さの休符休符の形の特徴
全音符4拍全休符第4線にぶら下がる四角
二分音符2拍二分休符第3線の上に乗る四角
四分音符1拍四分休符稲妻のようなギザギザ
八分音符1/2拍八分休符点+旗1本(数字の7に似た形)
十六分音符1/4拍十六分休符点+旗2本
三十二分音符1/8拍三十二分休符点+旗3本

全休符と二分休符は形がよく似ていて混同しがちです。「重い全休符は線にぶら下がり、軽い二分休符は線の上に乗っている」と覚えましょう。また全休符は、拍子に関係なく1小節まるごと休むという意味でも使われます。4分の3拍子の曲でも、小節全体が休みなら全休符を書きます。

付点音符:もとの長さの1.5倍

音符の右につく点は、その音符の半分の長さを足すという意味です。付点二分音符は2+1=3拍、付点四分音符は1+1/2=1.5拍、付点八分音符は1/2+1/4=3/4拍になります。「付点四分音符+八分音符」で合計2拍になるリズムは、童謡にもポップスにも本当によく出てくるので、声に出して体に覚えさせましょう。休符にも付点をつけることができ、計算の仕方は同じです。

タイとスラーは別物

二つの音符を弧線でつなぐ記号は2種類あり、初心者がもっとも混乱しやすいポイントです。

  • タイ:同じ高さの二つの音をつなぎます。2回弾かずに1回だけ弾いて、二つの長さを足した分だけ伸ばします。小節線をまたいで音を伸ばすときに欠かせません。
  • スラー:違う高さの複数の音をまとめます。音を切らずになめらかにつなげて(レガート)演奏するという表現の記号で、長さは変わりません。

連符も少し知っておくと便利です。数字の3がついた三連符は「ふつうは二つに分ける長さを三つに分けた」リズムで、八分音符の三連符3つで四分音符1拍分になります。

拍子記号の読み方:4分の4、4分の3、8分の6拍子と小節

音部記号と調号の次に分数のように書かれた数字が拍子記号です。上の数字は1小節に入る拍の数、下の数字は1拍になる音符を表します。下が4なら四分音符、8なら八分音符、2なら二分音符が基準です。4分の4拍子は「四分音符が1小節に4つ」、4分の3拍子は「四分音符が3つ」です。4分の4拍子はC、2分の2拍子は縦線の入った¢で書かれることもあります。日本語では下の数字から「4分の3拍子」と読むのが一般的です。

8分の6拍子はなぜ2拍子なのか

8分の6拍子は「八分音符が6つ」ですが、実際には付点四分音符を1拍とする2拍子として感じます。八分音符が3+3でまとまるからです。このように1拍が三つに分かれる拍子を複合拍子といい、8分の6・8分の9・8分の12拍子が代表的です。同じ八分音符6つでも、4分の3拍子は2+2+2でまとまって「1・2・3」の3拍に感じられるので、連桁のまとまり方を見れば区別できます。一方、8分の3拍子は八分音符1つが1拍の単純拍子で、速い曲では1小節を1拍のように感じることもあります。

拍子記号1小節の拍数1拍の単位感じ方・よく使われる曲
4分の2拍子2拍四分音符マーチ、ポルカ — 強・弱
4分の3拍子3拍四分音符ワルツ、メヌエット — 強・弱・弱
4分の4拍子4拍四分音符ポップスの大半 — 強・弱・中強・弱
8分の6拍子2拍付点四分音符舟歌、バラード、ジグ — 揺れる感じ
8分の9拍子3拍付点四分音符三つずつまとまった3拍
8分の12拍子4拍付点四分音符ブルース、シャッフル感のあるバラード

小節と小節線

拍子記号が決めた長さごとに時間を区切る縦線が小節線で、小節線と小節線の間のひと区切りが小節です。4分の4拍子なら、各小節の音符・休符の長さを全部足すとちょうど4拍になります。この性質を使えば、リズムを読んでいて迷ったときに「この小節は4拍になっているか」を足し算して自分で検算できます。細い線2本の複縦線は区切りを、細い線と太い線を組み合わせた終止線は曲の終わりを表します。曲が拍の途中から始まる場合、最初の小節が短い弱起(アウフタクト)になり、たいてい最後の小節がその分短くなって帳尻を合わせます。

反復記号・強弱記号・速度記号の読み方

リピート記号とD.C.、D.S.、Coda

楽譜は左から右へ読みますが、反復記号が出てくると順番が変わります。

  • リピート記号(反復記号):点が二つついた縦線です。終わりのリピート記号(:‖)に来たら始まりのリピート記号(‖:)に戻ってもう一度演奏し、始まりの記号がなければ曲の最初に戻ります。
  • 1番括弧・2番括弧:1回目は1番括弧を演奏して戻り、2回目は1番を飛ばして2番括弧へ進みます。
  • D.C.(ダ・カーポ):「最初から」という意味です。D.C. al Fineなら最初に戻ってFine(フィーネ)で終わります。
  • D.S.(ダル・セーニョ):𝄋の形をしたセーニョ記号に戻るという意味です。
  • Coda(コーダ):𝄌の形の記号です。D.S. al Codaなら、セーニョに戻って演奏し、「To Coda」の表示でコーダ部分へ飛んで締めくくります。

D.C.やD.S.で戻ったあとは、途中のリピートは繰り返さないのが一般的な慣例ですが、楽譜に別の指示があればそれに従います。初めての楽譜は、演奏前に指で順番を一度たどっておくと、迷子になるミスが大きく減ります。

強弱記号

音の強さはイタリア語の略語で書かれます。pp(ピアニッシモ、とても弱く)→p(ピアノ、弱く)→mp(メゾピアノ、少し弱く)→mf(メゾフォルテ、少し強く)→f(フォルテ、強く)→ff(フォルティッシモ、とても強く)の順です。開いていく松葉(<)やcresc.はだんだん強く、閉じていく松葉(>)やdim.、decresc.はだんだん弱くです。

速度記号とBPM

曲の冒頭に書かれたイタリア語は速度記号(速度標語)で、♩=80のように数字があれば、1分間に四分音符を80回打つ速さ(BPM)という意味です。速度標語のBPMの範囲は時代や資料によって少しずつ異なるため、下の表はおおよその目安として見てください。

速度標語意味おおよそのBPM
Largo(ラルゴ)きわめて遅く、幅広く40〜60
Adagio(アダージョ)ゆるやかに66〜76
Andante(アンダンテ)歩くような速さで76〜108
Moderato(モデラート)中くらいの速さで108〜120
Allegro(アレグロ)速く120〜156
Vivace(ヴィヴァーチェ)生き生きと速く156〜176
Presto(プレスト)きわめて速く168〜200

8分の6拍子のように付点四分音符が1拍の曲では、♩.=60のように付点四分音符を基準にテンポが書かれることがよくあります。同じ数字でも基準の音符が違えば実際の速さは変わるので、基準の音符まで確認する習慣をつけましょう。

リズムを先に読む:手拍子とカウントのリズム練習

楽譜を読むのが遅い人の多くは、音の高さとリズムを同時に解決しようとして、どちらも取りこぼしています。解決策はシンプルで、音の高さはいったん忘れて、リズムだけを先に読むことです。

カウント:「1と2と」で拍を分ける

四分音符の1拍を「いち・に・さん・し」または「1・2・3・4」と数えます。八分音符が出てきたら拍の間に「と」を入れ、「1と2と3と4と」と数えます。十六分音符は1拍を四つに分け、英語式の「1 e and a」(ワン・イー・アンド・アー)で数える人も多いです。三連符は「さん・れん・ぷ」「タ・タ・タ」のように1拍に3音節を均等に入れます。ポイントは、口で数える拍は一定に保ち、手拍子は音符が始まるところだけで打つことです。

たとえば4分の4拍子で「四分音符 − 八分音符2つ − 付点四分音符 − 八分音符」なら、「1、2 と、3(と 4)と」のように太字のところだけ手を叩き、括弧の中は叩かずに声で数えるだけにします。付点四分音符が3拍目から4拍目まで続くので、最後の八分音符は4拍目の「と」に入ります。長い音は叩いたあと手を合わせたまま伸ばし、休符では手を開く動作を入れると、長さの感覚がつかみやすくなります。

正しく読めたかを確かめる方法

一人で練習するときの最大の問題は、間違えて読んでも気づけないことです。メトロノームは一定の拍を刻むだけなので、付点やタイが混ざったリズムを正しく叩けたかどうかまでは教えてくれません。そんなときに役立つのがRhythm Helperです。拍子記号とテンポを決め、楽譜の1小節を音符・休符のとおりに入力すると、そのリズムを楽譜として表示し、クリック音とともに再生しながらいま演奏する音符をハイライトします。まず自分で手拍子で読んでから再生して比べれば、「付点八分音符を長く伸ばしすぎた」「タイのあとでもう一度叩いてしまった」といったミスがすぐにわかります。音の高さは扱わないリズム専用のツールなので、音程の練習は鍵盤や楽器で別に行ってください。

拍感やタイミングの感覚をもっと鍛えたい方は、リズム感とタイミングを鍛える練習法もあわせて読んでみてください。

楽譜が読めるようになる練習の順番:1日15分メニュー

楽譜を読む力は、まとめて長時間やるより、短い時間を毎日続けるほうがずっと伸びます。次の順番で1日15分ほどを目安にしてみてください。

  1. 基準音の確認(2分) ト音記号の第2線のソ、ヘ音記号の第4線のファ、中央のドを確かめ、今日練習する楽譜の音部記号・調号・拍子記号を先にチェックします。
  2. リズムだけを読む(4分) 音の高さは無視して、1段分のリズムを「1と2と」と数えながら手拍子します。ゆっくりのテンポ(♩=60前後)から始め、迷った小節は拍数を足して検算します。
  3. リズムの答え合わせ(2分) 迷った小節をRhythm Helperのような再生ツールや先生のお手本、音源で聴いて、自分の手拍子と比べます。
  4. 音名だけを読む(3分) 今度はリズムを無視して、音名だけを声に出して読みます。最初は基準音から数えてもかまいませんが、同じ楽譜を繰り返しながら数える時間を短くしていきます。
  5. 合わせてゆっくり弾く(3分) リズムと音を合わせて楽器で弾きます。間違えても止まらず、拍を保ち続けることが目標です。
  6. 新しい楽譜を1段だけ初見(1分) 毎日、初めて見るやさしい楽譜を1段ずつ読んでみます。童謡や入門教本のレベルで十分です。
注意 楽譜の上にドレミを全部鉛筆で書き込むと、その場は楽ですが、目が音符ではなく文字を読むようになり、楽譜を読む力がなかなか伸びません。本当につまずく音だけ書き込み、慣れたら消しましょう。

ピアノで楽譜を読む練習をするなら、最初の数か月の練習計画はピアノ独学の始め方を、どの教本で段階を踏むかはピアノ教本の選び方を参考にしてください。教本を1冊最後までやり通すだけでも、楽譜を読む力は自然と一段ずつ上がっていきます。

よくある質問

楽譜の読み方は独学で覚えられますか?

十分に可能です。音部記号と基準音、音符・休符の長さ、拍子記号を覚えれば、やさしい楽譜は一人で読めるようになります。ただしリズムは間違えても自分では気づきにくいので、リズムを再生してくれるツールや音源で答え合わせをしながら練習するのがおすすめです。

楽譜が読めるようになるまでどれくらいかかりますか?

個人差はありますが、1日15分ほど続ければ2〜4週間で童謡レベルの片手の楽譜は読めるようになります。両手の大譜表をすらすら読めるようになるには数か月以上かかるのが普通なので、焦らなくて大丈夫です。

ト音記号とヘ音記号はどう見分けますか?

ト音記号は渦巻きの形で第2線(ソ)を囲み、ヘ音記号は耳のような形の横にある二つの点が第4線(ファ)をはさみます。ピアノの楽譜では上の五線がト音記号(主に右手)、下の五線がヘ音記号(主に左手)です。

8分の6拍子はどう数えればいいですか?

八分音符6つを3つずつまとめて「1・2・3、4・5・6」と数え、アクセントは1と4に置きます。テンポが速くなったら付点四分音符を1拍として、1小節を2拍で感じるのが自然です。

タイとスラーの違いは何ですか?

タイは同じ高さの二つの音をつないで1回だけ弾き、長さを足す記号です。スラーは違う高さの音を切らずになめらかに演奏するという記号です。弧線でつながった音の高さが同じかどうかをまず確認しましょう。

音符の種類と長さを早く覚えるコツはありますか?

全音符を半分、さらに半分と分けていくツリーの形で覚えるのが近道です。そのうえで、付点は1.5倍、旗が1本増えるごとに半分になると覚え、実際に「1と2と」と数えながら手拍子するとすぐに定着します。